【実例あり】理系大学院生のインターン面接攻略法 ~パート2~
どうも、こんにちは!
理系大学院生のたけし(@takecha11)です。
詳しい自己紹介は以下の記事をご覧ください!
さて今回は、前回に引き続き技術系のインターン面接について記事を書いていきたいと思います。
前回の記事(パート1)はこちらです!
chem-diary.hateblo.jp
インターンシップ面接は、本選考前に面接慣れできるという点で非常に大事です。
面接慣れすることで、本選考でも最初から焦らずに面接に臨むことができます。
しかし、ただ面接を受けて合否に一喜一憂しているだけでは成長しません。
自分がなぜ合格できたのか、または、なぜ落ちたのか。
それを深く考えて次に活かすことが何よりも大事であります。
この記事を通して、ぼくのインターン面接に対する考え方をお伝えできればと思います。
それでは、以下の三つの質問に対する回答と、回答を考える際のポイントを紹介します!
なぜうちの会社か?
これは自分が大学で取り組んでいる研究と関連付けると説得力が増します。
無理やりでも構わないです。絶対どこかで繋げられるはず。
繋げやすいのが、環境系です。
僕の考えでは、最近はほとんどの化学メーカーが環境問題に敏感になっているので、そこを突くのが効果的だと思います。
~例えば~
有機合成研究室での新規反応開発を通して、環境負荷を考えるようになった。
御社の樹脂コンパウンド事業は、自動車の軽量化ニーズに応えるなどして環境負荷を低減させている点に魅力を感じた。そこで今まで私が培ってきた有機化学の知識を活かして、御社の一員として環境問題解決に尽力したい。
みたいな感じです。
ここで、厳しい面接官なら
「他の会社も環境負荷低減に貢献してますよね?」
という質問が飛んでくるかもしれない。恐ろしい質問です。
(僕の経験ではインターン面接であまり深堀はされなかった、たまに聞かれた程度。)
それを聞かれたら、事前に詳しく調べていたその事業の強み(他社との比較)などを述べて、そこに興味を抱いた、などと言えば良いと思います。
インターン面接においては、志望動機について論理の一貫性などはおそらくあまり関係ないです。
自分の経験上、志望動機の回答がしどろもどろになっても合格したケースが何回かありました。
面接では、自信と熱意を持って一生懸命に伝えているか、が一番大事です。
ちなみにインターンや本選考で、自分の研究内容と全く違うからやめておこう、などと考えて応募しないのはもったいないです。
以下の記事にも書いてある通り、化学専攻だからといって化学メーカーに絞りすぎるのも良くないです。
たしかに理系院生にとっては、自分の専門領域とかけ離れていると「なぜこの会社なのか」について考えるのが難しくなります。
しかし、自分の研究とどこかで共通点があるはずなので、それを見つける努力をしましょう。
そして恐れずにガンガン応募しましょう。
研究について
研究内容
研究内容については、小学生にも分かるように説明しましょう。
これは大げさに言っているのではありません。
本当にそのくらいのレベルで話す方が評価されると思います。
なぜなら、面接を担当する人事の方は文系だからです。
技術系だとしても、あなたの研究についてはド素人です。全く分かりません。
それなのに相手のレベルに合わせずに一方的に話しても全く伝わらず、評価されません。
しっかり評価してもらえるように、相手のレベルに合わせて研究内容をわかりやすくかみ砕いて説明する必要があります。
文系の相手に、「こちらの分子ではホールと電子が再結合する際に励起状態ができて~」とか言っても相手は理解できません。眠くなるだけです。
面接官からすると、「この学生は色々熱く語ってるけど、結局どういう研究なんだ、、?」
という感じになってしまいます。
つまりここで評価されているのは、
素人にも分かるようにかみ砕いて研究を説明できる能力です。
すなわち、相手の目線に立って適切なコミュニケーションができるか、ということですね。
理系にとっての「コミュ力」とはこういうところで試されます。
真面目で成績が良いけど就活でうまくいってない人は、大体ここで躓いてしまいます。
研究内容を細かく完璧に伝えようとするんですね。
学会発表のように。
しかし面接は学会発表ではありません。
評価軸が完全に異なるのです。
その事実をしっかりと受け止めて、
完璧ではないけど素人にも理解しやすい説明
を心掛けましょう!
そして相手が技術系の社員であれば、研究に深く突っ込まれることがあります。
そのときに、かなり深く踏み込んで説明すれば高評価が得られると思います。
(インターン面接では深堀はあまりない。本選考は必ず技術面接がある。)
このように回答のレベルを使い分けることで、
相手によって説明を使い分けられる優秀な人材
であることをアピールできます!
研究で苦労したこと
面接官が文系の場合、必ずと言っていいほど「研究で苦労したこと」を聞かれます。
ぼくの体感では、8割くらい聞かれました。
面接官の人事は文系なので、あまり研究内容に興味はありません。
それよりも、研究に取り組む際の姿勢などを知りたがります。
研究に取り組む姿勢を通してその人のパーソナリティを判断しようとしてるんですね。
回答としては、単に困難を乗りこえた自慢をしてもあまり評価は高くないと思います。
~例えば~
どうしても合成できなかった化合物を、自分で論文を読んだり徹夜で実験したりすることで合成に成功しました。
みたいな。
これでは普通の回答になってしまいます。
回答のコツとして、ぼくは他人との関わりを加えることが大事であると思います。
~例えば~
どうしても合成できなかった化合物を、先輩と相談して様々な合成法を試したり、隣の研究室に協力を仰いだりすることで合成に成功しました。
みたいな感じです。
このように、ぼくは研究に関する質問でも、他人との関わりをアピールすることが重要であると考えています。
その理由は、入社後は他人と関わり合う必要があるからです。
いくら個の能力が高くても一人で仕事はできないのです。
なのでぼくは面接において、必ず他人との関わりを加えることを意識していました。
そして以下の記事にあるように、本選考において面接は9割合格することができました。
chem-diary.hateblo.jp
研究についての質問に対しても、ぜひ「他人と協力して困難を乗り越えた経験」を意識してみてください。
合格率がアップすると思います!
趣味について
趣味については、アクティブな趣味にした方が良いです。
その理由は、自己管理ができていることを分かりやすくアピールできるからです。
ぼくの経験上、理系院生は研究で忙しいのでどうしても視野が狭くなってしまいます。
さらに、運動する機会も極端に減ります。
すなわち、気付かぬうちに心身ともに狭い空間に閉じこもっているんです。
そこで、研究室に引きこもっているだけではなく、定期的に運動することでストレス解消できてる、ということを伝えるのが効果的です。
そうすることで、しっかりとセルフマネジメントができる人材であることをアピールできるんです。
ちなみに、ある化学メーカーの人事も運動系の趣味の方が好印象だと言っていました。
趣味の話でも、多少話を盛ってもかまわないと思います。笑
ちなみにぼくは面接では本当の趣味を言ってはいませんでした。
ぼくの場合、家に帰ってだらだらとyoutubeを見たりするのが好きですが、そんな趣味は面接で言ったことがないです。
もちろんyoutubeの話からどうにか自己PRができれば問題ないですが、それは結構難しいです。
僕の場合は本当にだらだら見てるだけなのでアピールすることはないんです。笑
なのでぼくは以下のtweetにもあるように、運動系の趣味をしていると伝えていました。
(本当は全然していない)
就活では、趣味は必ずアクティブ系にするべき。人事も言ってた。
— たけし@理系大学院生 (@takecha11) 2019年7月31日
おれは最初、趣味は読書や映画鑑賞とか言ってたけど、就活後半は「趣味はサッカーです!友人と定期的にプレーしてます!」言うてた。5年以上サッカーしてないけど😂💦笑
その理由は、運動系の趣味ならそれだけで魅力的に映ると考えたからです。
週一でスポーツをしている人は健康的に見えると思います。
恐らく他人との関わりもあるでしょうし、メンタルも安定しているように映ります。
趣味については各人の戦略にもよりますが、一般的にはアクティブ系の趣味がうけが良いと思います。
どんな趣味でも良いですが、とにかく自己PRにつなげるべきです。
繋げやすいのが、運動系の趣味ということですね!
実際に面接で趣味を聞かれたときは、面接官に自分自身の強みや価値観が伝わるように
「何を考えてどのような行動をとっているか」
を具体的に話せると、合格率が上がると思います!
以上をまとめると、
・なぜうちの会社なのか
自分の研究とつなげると説得力が増す
・研究内容について
小学生にも分かるように説明する
他人との関わりを意識する
・趣味などの私生活について
アクティブな趣味で自己PRにつなげる
という内容でした!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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