とある理系院生のブログ

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理系大学院生の僕が、就活や研究生活を通して得られたことや考えていることなどを記事にしていきます!

研究がつらい中で生き抜くためのたった一つの考え方 ~研究生活で考えたこと~

 

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研究がつらい、、、

 

こんにちは、理系大学院生のたけし(@takecha11)です。

 

研究で忙しいなかで日々精一杯生きています。

最近は研究でメンタルがやられることも少なくなってきました。

 

詳しい自己紹介は以下の記事をご覧ください。
chem-diary.hateblo.jp

 

 

今回の記事は、

研究生活でつらいときはどうすれば良いか

ということについて、現役大学院生であるぼくが考察した記事です。

 

 

ぼく自身も、今までの研究生活の中でつらいときがたくさんありました。

研究をやめてしまいたくなるほどでした。

帰宅して泣いてしまっていた日々もありました。

 

そんな中で、自分が潰れないようにするためにはどうすべきか?

長い間考え続けてきました。

 

そしてぼくはひとつの大事な考え方を得ることができたので、紹介します。

 

それは、「人生のポートフォリオ多角化する」という考え方です。

 

 

 

 

 

 

人生のポートフォリオ多角化する!

ポートフォリオ

 

 

ポートフォリオってなに?

 

かなり簡単に言うと、経済用語で「構成内容」という意味です。

 

人生のポートフォリオ多角化するというのは、人生の選択肢を増やすという意味でもありますね。

 

 

就活での気付き

 

ぼくは一時期、研究を離れて就活に専念していた時期がありました。

そして就活で大小さまざまな化学メーカーを対象に企業研究をしているときに、ある一つのことに気付いたんです。

 

それは、一般的に安定していると言われている企業は

「事業の多角化」に成功しているんです。

 

そしてそのような企業は就活生からの人気が高い。

逆に、一つの事業頼みの企業は業績のブレが大きく、就活生としても不安が残るわけです。

 

 

すなわち僕は、就活での企業研究を通して

「事業の多角化」と「安定性」との関係に気付いたんです。

 

 

企業の安定性と人生の安定性

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でもそれって企業の話でしょ?

 

企業が事業の多角化をすると安定する理由は様々ですが、大きな要因は、一つの事業で赤字を出しても他の事業でカバーできるからです。

  

化学メーカーの具体例でいうと、石油化学事業の採算が悪くても機能性化学品事業で補う、みたいな感じです。

よくある話ですよね。笑

 

つまり、複数の事業で収益を確保しておくことでリスクを分散させることができるので、安定した業績を実現できるんですね。

 

 

そこでぼくは、

「それって自分の研究室生活においても同じことが言えるな」と気付きました。

 

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研究でつらいときは、大体が外部環境によるものなので、自分でコントロールできませんよね。

 

それゆえ、人生で研究しか選択肢がないと、安定化できないのです。

 

 

研究がつらいのであれば他のことで楽しめばいいじゃないか、ということに気付いたんです。

 

大事なことは、リスクを分散させるために自分の人生を多角化するということです。

 

 

 

 

具体例

具体的にどうすれば?

交友関係の多角化

 

研究でうまくいかなくて教授に詰められて落ち込むことがあります。

そこで意識すべきは、人間関係は研究室内だけじゃないということです。

自分が思うより世界は広いということを頭に入れましょう。

 

研究室にこもって実験ばかりしていると、間違いなく視野が狭くなります。

毎日同じような実験をして、同じように論文を読んで、シャワーを浴びているときでさえ研究のことを考えていますよね。

 

ぼくもその気持ちはよく分かりますが、頑張って視野を広げることが大事です。

 

なぜなら、見えている世界が狭すぎると、そこで追い込まれてしまったら逃げ場がなくなってしまうからです。

 

 

ぼくは具体的に、高校の同期などに会うようにしてました。

そこで昔の話などをしているうちに元気が出てきます。

 

また、他の研究室の友人と話したりもしました。

他の研究室の事情を知ることで、つらいのは自分だけじゃないと分かり、やる気が出てきます。

 

また、たまには家族に相談するのも良いと思います。

何があっても自分を受け入れてくれる場所があることは大きな心の支えです。

 

 

とにかく、研究室というコミュニティはかなりせまくて特殊な環境だということに気付くべきです。

 

その考えを持てば、研究室でつらくてもやっていけるはずです。

 

 

最悪、そこで居場所がなくなっても他の人たちと過ごせばいいんです!

あなたを受け入れてくれる環境はどこかにきっとある。

気楽に生きましょう。

 

 

研究熱心な学生こそ、四六時中研究のことを考えてしまい、追い込まれてしまうケースを見てきました。

難しいかもしれませんが、視野を広く持つことが大事だということですね。

 

 

趣味の多角化

 

研究以外の何かに没頭することも効果的です。

 

研究がうまくいかないからと言って週末も関連する論文を読んで過ごしたりするのはおすすめできません。

よっぽどの研究オタクでない限り、いつか潰れてしまいます

 

 

ぼくの場合は、休日は視野を広げる意味で読書をしていますが、かなりおすすめです。

小説を読んだりビジネス書を読んだりしています。

本を読むことで視野が広がり、自分の見ている世界の狭さや特殊さに気付くんです。

 

他にも、定期的にジムに行って筋トレに取り組んでいます。

研究で進捗がない時でも、筋トレをすれば必ず目に見えて成長を実感できます。

ほんとによく頑張ってるなぁ、と鏡越しに自分を褒めてあげることで自己肯定感を高めています。笑

 

 

研究がつらくなったときのために、研究以外でも楽しめる何かを持っておくと人生が豊かになります。

 

 

学びの多角化

 

ご存じの通り、世の中には無数に学問が存在します

 

ぼくは、新たな学問との出会いで自分の可能性を広げられると思っています。

 

その理由は、複数の学問のかけ合わせで新たな発想が生まれることがあるからです。

 

スティーブ・ジョブズの名言にもありますよね。

「Connecting The Dots・点と点をつなげ」

複数の領域を組み合わせることで、彼のような創造的なイノベーションが生まれるのだとぼくは考えています。

 

研究で行き詰まったら、他の学問に興じてみるのもアリということですね!

 

そして興味が出れば徹底的に勉強して、その分野で就職を考えたりすることも大いにアリだと思います。

 

ぼくの友人でも化学と全く関係ない業界の大手企業に就職する人も何人かいます。

化学がつらくなっても他に選択肢は色々あるので、気楽にいきましょう。 

 

 

 

 

まとめ

 

というわけで、今回の話をまとめると、研究でつらいときは

人生のポートフォリオ多角化する

ということでした!

 

 

研究にせよ、仕事にせよ、精神的に余裕がない人は良い成果は出せません。

 

心にゆとりを持つためにも、人生の選択肢を増やしましょう。

「化学でダメなら他のことを極めればいいや」くらいの感覚でいいと思います。

 

一番ダメなのは、研究がつらいときに逃げ場がなくて潰れてしまうことです。

 

 

充実した研究生活を送るためにも、人生のポートフォリオ多角化することを意識してみましょう。

 

 

それではまた。

 

 

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