とある理系院生のブログ

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理系大学院生の僕が、就活や研究生活を通して得られたことや考えていることなどを記事にしていきます!

研究成果を出す学生の特徴 ~学力よりも大切なもの~

研究 うまくいく人 特長


どうも、こんにちは。

理系大学院生のたけし(@takecha11)です。

 

 

日々、地道に研究を楽しんでいます。

 

 

さて今回は、「研究成果を出す学生の特徴」について書いていきたいと思います。

 

ぼくの経験上、研究に大事なのは、学部時代の良い成績なんかではありません。

学部時代のGPAが低くても論文をたくさん書いている人がたくさんいます。

 

確かに、成績が良い方が研究を進めるうえで有利なのは間違いありませんが、

それだけでは良い研究成果を出すことはできません。

 

優秀な研究者になるためには「頭の良さ」よりも、「意志の強さ」の方が大切だと思います。

 

 

なぜなら、研究とは失敗の連続だからです。

いくら勉強ができても、そのたびに心が折れていたら研究は続きません。

 

ではどのようなメンタリティが必要になってくるのでしょうか?

 

この記事では、ぼくが今まで見てきた学生の中で特に優れた研究成果を出している人に共通する特徴を書いて、考察していきたいと思います。

 

ぼくの記事が、みなさんが研究あるいは仕事で良い成果を出すための一助になれば幸いです。

 

それでは、良い研究成果を出す学生の特徴を紹介していきたいと思います。

 

以下の特徴が大事です。

 

 

 

とにかく行動が早い

 

彼らは、教授に何か言われたらすぐ行動に移します。

そして実験データと共に再び相談に行きます。

 

社会人でいうところの「報連相」でしょうか。

それが無意識のうちにできているんですね。

(大学の授業では教えてくれないのに。。。)

 

そしてそのサイクルが驚くほど速いんですよね。

 

いわゆる「高速PDCA」というものです。

それを身近で見ていると、かなりの迫力に圧倒されます。

 

それに加えて彼らには、「ゼミ発表終わりの休息」なんてものは存在しません。

ゼミで得られたフィードバックを基に、すぐ次の実験に取り掛かります。

 

ぼくたち凡人はゼミでの発表が終わると、とりあえず少し休みますよね。

ほっと一息、コーヒーを淹れてゆっくり語らう。

そのひと時がたまらないのは事実ですが、

ぼくたちがそうしている間にも彼らはさっそく次の実験をしているのです。

 

恐るべき行動力です。

 

 

結果に一喜一憂しない

 

彼らは実験が予想通りうまくいっても舞い上がったりはしません。

逆に悪い(予想と異なる)データが得られても平然としています。

その様はまるでロボットのようです。

 

彼らはうまくいかないことが当たり前だと考えているのでしょうか。

それとも、良い結果をはなから期待していないのでしょうか。

そんなに研究が好きではないのか?と思っちゃうほど、淡々と実験をしています。

 

ぶっちゃけ、僕はかなり一喜一憂してしまいます。

その方が人間味があって楽しいかもですが、

研究成果を出すという点では、飄々と作業を続ける方が良いです。

 

過度に期待せずに、フラットな感情で実験をすることがコツですね。

 

 

 

メリハリがある

 

研究 メリハリ

 

成果を出す人は、早く来て早く帰ります。

例外はありません。

 

帰る時間をしっかり決めているからこそ、密度の濃い時間を過ごせるのでしょう。

 

逆に、大体の大学院生は遅く来て遅く帰りますよね。

実験が終わっても居室でラボメンバーとおしゃべり。

ぼくはそれが楽しいので、別に良いと思っていますが。笑

 

早く帰って、家でゆっくりすることでリフレッシュ。

そして次の日の実験に備えているのでしょう。

 

 

損切りが早い

 

この前まで違う実験していたのに今は他の実験してるの?

 

彼らは驚くほどにあっさりしていますね。

上記で述べた、失敗にくよくよしないフラットな性質があるからこそだと思います。

 

早く実験に見切りをつけて、次の実験に移る。

実験データに期待していないからこそ、過度に執着しないのだと思います。

 

 

リスクマネジメントができている

 

かと言って、実験をころころ変えてばっかりではまとまった成果につながりません。

そこで彼らが何をしているのか注視してみたところ、リスクを分散しているのに気が付きました。

 

少しチャレンジングな実験をしていると思えば、並行して確実なデータを取りに行ったり。

そうすることによって、データがないからゼミで発表することがないよ~。という事態を防げるんですね。

それに加え、失敗が連続することを防げるので、メンタル面でのケアにもつながります。

 

彼らの行動は全てつながっているんですね~

 

 

 

まとめ

 

大切なことは、何よりも意志の強さです

研究成果を出すためには、勉強ができればもちろん有利に働くでしょう。

しかしそれだけでうまく行くとは限らないということを心に留めてください。

 

極端に言えば、学部時代の成績が悪くても研究に熱心になれば気合で論文を読み込むでしょう。

知識は後からついてくるものです。

 

悲しいことに、「成果を出すためのノウハウ」みたいなものは、誰も教えてくれません。

なので、身近にいる先輩を参考にして行動を真似してみることが大事です。

 

みなさんも、周りの人を観察してみてはいかがでしょうか。

 

そして彼らの良いところを吸収して、自分の成果につなげていきましょう!

 

 

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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