とある理系院生のブログ

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理系大学院生の僕が、就活や研究生活を通して得られたことや考えていることなどを記事にしていきます!

研究がうまくいかないときはどうするか ~落ち込む必要はありません~

研究 失敗

研究でうまくいかない

どうも、こんにちは。

理系大学院生のたけし(@takecha11)です。

 

日々研究に忙殺されて大学院生活を送っています。

 

大学での研究とは、未知の領域を切り拓くもの。

うまくいかないことの方が多い世界です。

 

とはいえ、良い実験データが得られないと落ち込むこともありますよね。

 

ぼくの感覚では、本気で研究に取り組んでいる人ほど研究で躓いたときに落ち込んでしまうことが多いです。

 

そして学校に来なくなる人も何人か見てきました。

 

真面目で優秀なのにもったいないな、と思います。

 

ぼくは、研究がつらくて潰れてしまう人が少ない世の中になればいいなと思っています。

 

 

 

そこで今日は大学院生であるぼくが、

研究生活において「研究がうまくいかないときどうしているのか

ということについて記事を書いていきたいと思います。

 

現在ぼくは特に精神を病むこともなくそれなりに研究を楽しんでいるので、

この記事を参考にして、快適な研究生活を送って頂けたらと思います。

 

 

それでは早速、紹介します。

 

僕が行っていることは以下の4つです。

 

 

 

とりあえず寝る

デスクで寝る

とりあえず寝て回復

ぼくは結構な頻度で寝ます。

シンプルですが、かなり効果的です。

 

ラボの自分の机で突っ伏して寝ることが多いです。

 

実験がうまくいかなくてストレスがたまっているのを自覚すると、

何も考えずにだいたい15分くらい寝るように心がけています。

 

寝る理由は、

次の行動に移る前に気持ちをリフレッシュさせることが大事

だからです。

 

例えば次に再び同じ実験をしようと思っても、気持ちが沈んだまま実験をすると危険です。

 

経験がある方も多いと思いますが、気持ちが落ち込んだまま実験を続けてもうまくいきません。

 

むしろ、集中できずに実験操作をミスったりしてしまう可能性が高いです。

そうなってしまったらさらに落ち込んでしまい、最悪の悪循環が始まってしまいます。

それだけは避けたいところです。

 

また、実験がうまくいかなかったときの次の行動として、

先輩や教授に相談しに行くことも多いと思います。

その場合も、落ち込んだ状態でディスカッションをするのは得策ではないでしょう。

 

なぜなら、落ち込んだ時はネガティブになってしまい、正常な判断ができなくなるからです。

 

上の人に相談に行く前に気持ちを落ち着かせるという意味でも、

寝るという行為は効果的であると思います。

 

 

うまくいかないときにはガツガツ実験したい、という気持ちも分かります。

 

しかし僕の経験上、落ち込んだ気持ちのままだと、

何をするにしても良い結果は得られません。

 

なので、気持ちを落ち着かせるべくとりあえず一旦寝る。

これを意識してみて下さい!

 

 

 

コーヒーを淹れて飲む

研究の合間にコーヒー

コーヒーでほっと一息

さきほど、とりあえず寝ることが大事だと言いました。

しかし、居室にスタッフがいたり、学生の談笑で騒音がひどくて眠れないときもあります。

あるいは、昼間から全然寝れないような人も多いです。

 

そのときは、コーヒーを飲むことが効果的です。

 

 

これも、気持ちを落ち着かせて切り替えるという意味では寝ることと同じです。

 

ぼくがラボでコーヒーを飲む理由は、シンプルにコーヒーを飲んだらリラックスできるからです。笑

 

カフェインには覚醒作用があって~などという科学的な根拠は考えていません。

なんかカッコ良くないですか。研究の合間にコーヒー。しびれますよね。

 

そしてぼくはゆっくりコーヒーを飲みながら、色んなことを考えるのです。

 

まずは、実験のことを考えたりします。

そしてうまくいかないことで落ち込んでいる自分を俯瞰するのです。

 

そして気付けば、今日帰ったら何のビールを飲もうかな、とか考えたりしてます。

今週末どっか行きたいなとか、

次の実験うまくいったら自分へのご褒美で何か買いたいな、とかとか。

 

色んな事を考えているうちに、人間としての活力が湧いてきます

さっきまで実験がうまくいかなくて落ち込んでいたのを忘れています。

 

そしてエネルギーを蓄えて、再度実験をするなり教授に相談に行くなりして、次のアクションを起こすのです。

 

 

コーヒーを飲んでも何も変わらないよ、と思ってる方もおられるかもしれません。

たしかに人それぞれですが、ここで大事なのは、一旦落ち着いて考えるということです。

 

別に飲むのはお茶でも水でもなんでも良いと思います。

 

意識すべきは、突発的に次のアクションを起こさないということですね。

 

 

ゆっくり物思いにふける時間を確保するという意味で、コーヒーを飲むことは効果的であるので、ぜひ試してみてください。

 

 

 

教授や先輩とディスカッションする

研究 相談

相談は大事

これはやっぱり大事ですね。

一人で落ち込んでても何も変わりません

 

実験がうまくいかないとき、ぼくは一旦落ち着いて気持ちを切り替えたあと、フレッシュな状態で相談に行きます。

 

 

自分より上の人に相談することは非常に効果的で、建設的なアドバイスがもらえると思います。

 

その理由は、彼らも同じようにこのような苦い経験をしてきたからです。

そして彼らはそれを乗り越える術を知っている。

頼らない手はありません。

 

たとえば先輩に相談すると、先輩も同じ失敗を経験したことがある可能性が高いです。

同じラボで同じような研究をしているのだから、当たり前ですよね。

 

なので手っ取り早く解決策を提案して下さると思います。

 

 

確かに一人で考えたり論文を読み漁ったりすることも大事です。

その過程で問題解決能力が身に付くケースもあります。

 

しかし、答えが得られないと路頭に迷ってしまうことも多いです。

路頭に迷うとどうなるか?

翌朝、起きるのがつらくなります。経験ある方も多いと思います。

 

そうならないためにも、一人で考え込まないで積極的に先人たちの知恵を借りましょう

 

 

ぼくは、教授や先輩などに甘えることができるのも、研究者として大事な要素だと考えています。

 

そして社会人になると、間違いなく周囲を巻き込む力が必要になります。

なので、今のうちから身に付けておきましょう。

 

プライドを捨てて上の人に相談することで、建設的な議論ができると同時に、

問題を一人で抱え込んでいるわけではないと感じるので気が楽になると思います!

 

 

実験がうまくいかないなんて、先輩は間違いなく、経験済です。

先輩の色んな苦労話を聞いているうちに、元気が出ると思いますよ!

 

 

 

誰でもいいからとりあえず話す

 

会話 リフレッシュ

 

ぼくは落ち込んでしまったら、視野を広げるために誰かと話します。

 

居室の隣の席の同期だったり、隣の研究室の友人だったり、サークルの仲間だったり。

 

とりあえず誰かと話します。

 

そしてたわいもない会話を通して徐々にメンタルを回復させるイメージですね。

 

 

研究以外の色んな会話をすることで、自分が今見ている世界はこんなに小さいんだ、と気づきます。

 

実験がうまくいかないからって落ち込んでる自分が情けなく思えてきます。

 

こんなに小さいフラスコの中の反応がうまくいかないだけで何をこんなに落ち込んでいるんだ。

早く立ち上がれ自分!という感じです。

 

ぼくはこのブログで何度も言っていますが、研究生活においては視野を広げることがかなり重要です。

上手くいかなくて落ち込むことがないように、積極的に視野を広げましょう。

 

我々大学院生が見ている世界はあまりにも狭すぎます。

自分の視野の狭さに気付いたら、実験がうまくいかなくて落ち込むこともなくなると思います。

 

視野を広げるために、「とりあえず誰かと話す」ことが効果的であるということですね。

 

 

 

まとめ

以上、研究がうまくいかない時に取るべき行動でした!

 

 ・とりあえず寝る

 ・コーヒーを淹れて飲む

 ・教授や先輩とディスカッションする

 ・誰でもいいからとりあえず話す

 

 

僕はこのようにして、実験がうまくいかなくて辛い日々を乗り越えています。

  

恐らくほとんどの大学院生は研究でつらくなることがあると思います。

そしてそれを乗り越えていくたびにメンタルが強くなっていくのです。

 

冒頭でも述べましたが、研究はうまくいかないのが当たり前です。

その事を頭に入れて、自分のメンタルをうまくコントロールできるようになりましょう。

 

優れた研究成果は、決して諦めない「鋼のメンタル」によって成し遂げられるものだと信じています。

 

では今日も一日、元気を出していきましょう!

 

 

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